落鉄

放牧場で落鉄（らくてつ）してしまったと、
昨日クラブから連絡がありました。

クラブへ着いて、馬房に迎えに行くと…


「あのね…」


「くつぬげたよ」

落鉄とは?
蹄鉄（ていてつ）が外れることを落鉄と言います。
人が乗って運動をする馬は、蹄を守る為に蹄鉄を装着しています。
蹄鉄は、人間の靴に該当するものです。

落鉄すると、人間で言えば片足だけ靴を履いている状況…歩きにくいし、裸足は痛い
馬も同じで、歩き方、走り方に影響が出ます。
また、落鉄する時に蹄が欠けてしまうこともあります。
馬は、あの大きな身体を細い4本の脚で支えなければならず、
1本の脚に異常があるだけでも他の3本の脚に負担がかかり、
影響が長期間に及んでしまうことがあります。

幸い、明日には装蹄師さんが来てくれるそうなので、
今日は蹄を保護して、曳き運動という名の散歩だけにしました。

雨が続いて蹄鉄が緩みがちになる梅雨の後半には、
落鉄が起きやすくなります。
スタッフが適切にケアしてくれているお陰で、
確認した時には蹄も乾いていて、
この状態なら、装蹄師さんがいらしてくださった時に、
直ぐ蹄鉄の打ち直しができそうです。
蹄が大きく欠けてしまったり、水分を含んで柔らかくなり過ぎていたりすると、
直ぐには装蹄し直さないこともあるので、
スタッフに感謝です。

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